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白浜で演劇祭を

​発露

美しい海、山、自然がいっぱいの観光地、和歌山県白浜町、私はここで育った。子供の頃、多くの観光客で賑わう、美しいビーチ「白良浜」に沿って、街のメインストリートである「浜通り」周辺は、土産物店、旅館、ホテルが立ち並んでいた。「浜通り」だけではなく、他の観光名所の数々も賑わいを見せ、町は活気に満ち溢れていた。

今はどうだろう、社会人になって子供の頃には気付かなかった、観光産業の衰退、人口流出、町がどんどんと変わっていく姿に、寂しさを感じる事が多くなった。老舗のホテル、旅館、土産物店の廃業、観光施設の劣化、タクシー台数の減少、JR路線減、等々。

日本の地方には、よくある光景と言ってしまえば、それまでだが。

 

世の中のスピード、情報、多種多様なレジャー、刹那的な快楽、価値観・・・。

私はこの町が好きだ、この町がいつまでも美しく、たくさんの人たちが行き交い、笑顔でいっぱいの町であって欲しいと願っている。

 

私が出来る事は何だろうか?

 

以前の様な、観光地に戻すという事ではなく、多様性、お互いを認め合える町、永続的に地域が活性化し、未来の世代に繋げていきたい。

その一翼を担う観光事業、エンターテイメント、文化、アートを創出していきたい。その想いが今回の企画に至ったところである。

                                 実行委員長 ​小山 博章

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